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風評被害対策

2ちゃんねるの書き込みを削除したい!どう対策すればいい?

2022年6月17日

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インターネット社会の中で、すっかり暮らしに定着した巨大掲示板の「2ちゃんねる」。非常に多くの人が利用していますが、書き込みが容易であるため、しばしば炎上や風評被害の拡大を招き問題になる場合があります。もし2ちゃんねるで風評被害を受けた場合、どのような対処をすべきなのでしょうか。

2ちゃんねるとは

2ちゃんねるとは、1999年に開設されたネット上にある電子掲示板のことです。開設当時は西村博之氏によって管理されていました。現在は、元々の2ちゃんねるは別の会社に運営権が譲渡されています(掲示板名も「5ちゃんねる」となっています)。

内部にはさまざまなカテゴリーの掲示板が存在し、基本的には書き込み・閲覧に制限はなく、匿名で誰でも自由に利用できます。同じ趣味や嗜好を持つ人たちとの交流や質問、情報収集などの場として広く利用されています。

しかし匿名性や書き込みの容易さから、情報の真偽が定かでなく、また悪意のある書き込みが多く行なわれることが問題にもなっています。

2ちゃんねるによる風評被害

誤った情報や、悪意をもってなされる書き込みによる風評被害は、2ちゃんねるの大きな問題点です。例えば、某芸能人は、同じ名字の人物がある事件の容疑者として逮捕されたため、血縁があるのではないかとの憶測が拡散され、風評被害に苦しみました。このように2ちゃんねるの書き込みから誤情報が広がり、風評被害が生まれることは珍しくありません。

そしてそれは、一般人や企業を対象とすることもあります。情報の真偽はともかくとして、社会的に大きな信頼を失うこともあるのです。対策として書き込みの対策依頼もできますが、依頼が通らないことも多々あります。それどころか対策依頼自体が晒されてしまい、炎上を加速させることも考えられます。

2ちゃんねるに書き込まれた誹謗中傷の対策方法

2ちゃんねるのスレッドやレスの削除をしたい時は、専用のフォームから依頼します。このフォームは2つあります。

  • 削除要請板(重要削除対象専用)
  • 削除整理板(通常削除)

削除要請板(重要削除対象専用)は、特定の条件に該当している投稿の削除を依頼するフォームです。具体的にはこのようなスレッド、レスが該当します。

☆ 受け付けるのは具体的に以下のものになります。 削除ガイドラインで*のついているもの。 [個人の取り扱い(個人情報・電話番号・誹謗中傷・他)] [差別・蔑視] [荒らし依頼] 削除ガイドラインで一部特殊な扱いになっている依頼者。 [法人・団体] [個人・一群] [個人・二類] 裁判所による削除命令を得ている方。 対象区分を判決/命令とし、地裁・事件番号欄欄に地裁名と事件番号を記入し、国内有料サーバにpdf形式にて判決文・決定をアップロードしたうえで、削除理由の中にリンクしてください。(住所は伏せてかまいません)

引用:削除要請@2ch掲示板

また、削除整理板(通常削除)は、上記の削除要請板(重要削除対象専用)で示された条件に該当しないスレッド、レスの削除を依頼するフォームです。

フォームごとで定められたルールを守らなければ削除依頼を却下されます。依頼する際はフォームの使い分けを誤らないようにしましょう。

削除要請板(重要削除対象専用)
削除整理板(通常削除)

依頼後、「削除人」と呼ばれる人たちが削除ガイドラインの内容を確認します。その削除人が指定のスレッド、レスが削除に相当すると判断すれば、削除が遂行されます。

以上が2ちゃんねるの書き込みを削除できる方法ですが、合理的な理由がない限りは基本的にスレッド、レスが削除されることはありません。したがって、問題なくフォームで削除依頼を出したとしても、却下されることが少なくないのが実情のようです。

注意点

削除依頼は公開されます。

2ちゃんねるの書き込みを対策できない時はどうすればいい?

削除依頼を却下された場合、ご自身での対策が難しいことが予想されます。そうした時は専門家に相談するのがおすすめです。現代ではIT法務を専門的に扱う弁護士もたくさんいるため、豊富な経験や知識から風評被害を鎮める方法を提示してくれます。

また、裁判所を通じての対策も可能になるので、対策の可能性を上げることができます。弁護士を通しての対策依頼は高い効果を見込めます。さらには、風評被害で受けた損害への賠償や慰謝料請求、開示請求も同時に相談することができます。

【弁護士の費用相場】
弁護士事務所や対策内容によって異なりますが、おおよそ数万円~数十万円の費用がかかります。

対策会社に支援してもらう方法もあり

対策会社とは、風評被害や誹謗中傷、炎上といった問題の対策を支援してくれる会社のことです。弁護士とは違い、法的なやり方での対策はできませんが、別の方法でインターネット上の風評被害、誹謗中傷の対策をしてくれます。そんな対策会社の主な手法が「逆SEO」です。

対策会社の主な手法「逆SEO」とは?

逆SEOは特定のキーワードで表示されているサイトの順位を技術的にランキングの下位に押し下げる手法です。SEOが上げたいキーワードとサイトの関連性を高めることでGoogleの評価を高める対策であることから、逆SEOが対象のサイトとキーワードの関連性を下げる対策だと思う人は少なくありません。

ですが、それはクラッキングという違法行為となります。逆SEOは新しく対象のキーワードの評価、関連性の高いサイトを作ることで、相対的にネガティブなサイトを押し下げる対策を言います。逆SEOは情報を削除したり、検索結果から除外するような対策ではありません。

スレッドやレスの削除を行なう対策ではないため、根本的な解決とはなりませんが、スレッドやレスの検索エンジン上での露出を減らすことで、自分の権利が侵害された情報を見られるリスクを減らせる効果があります。2ちゃんねるの書き込みを対策できない時に、その悪影響を少しでも抑制できるのが逆SEOなのです。

2ちゃんねるに対する逆SEOの効果は?

逆SEOはネガティブなウェブサイトを押し下げる対策のため、理論上いかなるウェブサイトにも効果があります。特に風評被害で悩む個人名は競合が少ないキーワードです。風評サイトも上がりやすいですが、逆SEOのコンテンツも上がりやすいのが特徴です。

また、2ちゃんねるは同じ情報が掲載されているコピーサイトが多数あることで、Googleの評価があまり高くない傾向があります。その点からも、2ちゃんねるに対する逆SEOは成功しやすい可能性があります。

ただし、逆SEOは押し下げたいネガティブサイトの分だけサイトが必要です。たとえば、ネガティブサイトが2位にあるキーワードがあるとします。それを押し下げて2ページ目にするためには少なくとも9つのネガティブサイトより評価の高いウェブサイトを作らなければなりません。よって、対策しなければいけないウェブサイトの分だけ費用がかかるところは理解しておく必要があります。

弁護士による対策に比べると即効性がなく、効果を薄く感じることも少なくありません。ですが、しっかりと対策することで、例えば、弁護士に相談しても解決できなかったスレッド、レスの露出を減少させることができます。ご自身を守る行動のひとつとして、逆SEOを検討してみてもいいかもしれません。

まとめ

2ちゃんねるは利用者が多いことが特徴のひとつですが、利用者が多いということは悪意のある人物やトラブルの種も、たくさん潜んでいます。そのため、個人や企業など、誰しもが風評被害にあう可能性があるのです。風評被害にあった場合、個人で対策するのではなく、専門家にご相談下さい。 それが最も被害を最小限にとどめる対処法です。

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